関西デントリペアスクール• Hail Expert Japan Group・雹害修理

エンブレム内部の凹み

 

なかなか珍しい箇所の修理依頼です。

電話での問い合わせでもマーク部分が凹んでるとのことで、伺いましたらエンブレムの中でした。

このままではマークが邪魔で綺麗に直せないので取り外す事に。

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まずは内装を脱着します。

リアガラス横の黒の内装には、ひもを引っ掛ける部分が付いております。

無理矢理ひっぱったら割れるでしょうね。

こんな変わったクリップです!ぱっと見はわかりません。丸い部分をひっぱるなんて想像もつかないですから。

慎重に横から覗き込んだりクリップを動かしてみたり色々確認していくと、

たいていの場合謎が解けてきます

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初めて外すときは悩む部分ですね。

無事に全部バラシ終え、

内部側から凹みの箇所を見てみると、

以前どなたかが、修理をした形跡があります。

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傷だらけです。傷だらけになるのは修復の過程でも良くないですね。錆びたりしますし。

作業後に錆び止め塗っておきます。

無理矢理凹みを出そうとしたのか、凹みの場所が分からなかったからガリガリしたのか微妙ですが。

 

この場合はエンブレム外さずに修復は難しいでしょう。光が上手く映り込まないですから。

エンブレムはシリコンオフで両面テープを溶かしながら少しずつクサビをつっこんで剥がしていきます。ワイヤーみたいなので切って剥がしてもいいのですが、塗装面に擦り傷などもつけない為に溶かしながらがベストかと思います。時間かかりますが!

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だいたいはボディー側に両面の粘着部分が残ってしまいます。

邪魔な部分をまた溶かしながら取り除きやっとデントリペアの作業に入れます。

これだけで作業開始から一時間ぐらいかかりました。

 

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凹みも修復出来、裏の錆処理を行い、残りの両面テープの糊を除去して終了。

エンブレム部分も凹み近くに少し傷があり、お客様の方で後日取り寄せるので、私の作業は内装を組み終了です。

少し大変でしたがなかなか勉強になる凹みでした。

ご依頼ありがとうございました。

 

 

 

 

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