関西デントリペアスクール• Hail Expert Japan Group・雹害修理

デントリペア工具の進化 その1

デントリペアは裏から鉄の棒で押し出す。

では、ひっぱりってどんなん?

ってことなんで簡単に私の経験から少し書いていきます。

IMG_041712年ぐらい前に凹みをくっつけて引っ張る、デントールって商品の講習を受けて雹害現場で大活躍しました。当時はこれか、封印外しってデントールに似たような暖めてくっつけるものしか存在しなかったと思います。

使い方はどちらも凹みに合わせて樹脂部分をカッターで削り、ボディーをヒートガンで暖めてくっつけて、適温まで冷やしてスライディングハンマーで引っ張ってリムーバー液で剥がしたりを、数回繰り返して

削ったり暖めたりするのが、けっこう面倒で時間がかかるものでした。

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当時は道具が入らない部分を穴を開けずに直せるすぐれもので重宝しました。

値段が高くてまとめ買いする勇気がなかなか出ませんでした。

うまくなるまで、かなり練習はしましたね。

上達してうまくいけば一回で綺麗に修復できたりもしますが、次の凹みにつける為の準備が時間のロス。価格面の問題でデントール数個しか持ってないので10個単位とかでまとめてセットできないし。ヒートガンでの暖めなんで暖める距離が問題になってくる。たくさん凹んでる雹害ではきついかなあー

 

最近ではグルーガンでタブにつけるタイプが主流になっており、これのいいところはグルーが暖まればすぐに作業にかかれる。

タブを持ってるだけセットできる(温度や管理は必要なんで、いつもたくさん貼付けられるのではないんですが)ボディーを暖める作業がなく、削ったりもしないんで時間短縮。

ですが、たまに火傷して時間ロスとか(笑)

例外で真冬の北海道など気温がマイナスの地域ではヒートガンで暖めてからグルーを付けないと使用できないなどもあったりします。

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基本ヒートガンを使用しないので外で100Vがとれない場所でもガスタイプやシガータイプのグルーガンで対処できるなど、5、6年ぐらい前から使い始めてもうこればっかり使ってます。グルーも安くて色んな種類があるし使い分けが出来る。大分昔と比べたらよくなりましたね。

タブ自体もたくさんのメーカーがあり、改良されてより密着がよいものなど色々あります。全部試したわけじゃないんで気に入ったものばかり使ってますが。

引っ張る工具の種類としてはタブ専用のスライディングハンマーのタイプ

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リフターに引っ掛けて引っ張るタイプの二種類あり、リフターならルーフの真ん中とかスライディングハンマーが遠くてで引っ張れない箇所も片手で楽に引っ張れます。

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ピラーとか端っこの部分などは押さえる部分がうまくあたらずに使えなかったりで、やはり両方持ってたほうがよいですね!

デントールは新品でも何個か残ってますがもう仕事では使わないでしょう!

よい商品で大活躍したんですが、修復のスピード求めると現在の自分には合ってないみたいです。

ひっぱりでも色んな直し方やテクニックがわかってきて、どんどん技術もアップしてきました。ただ塗膜の密着が悪い場合は剥がれます。

それだけは未だに解決策が見つかりませんが、剥がれるかもってのはなんとなく解ってきました。そのへんの話も確実性はないのですが参考までに、講習ではお話ししております。

将来もっといい工具が出てくればグルータイプも使わなくなるんかもねー

時代だね!

これからも新しいものを拒まずに、素直になって色々試してついていかないと

次回はライトの話でもしようかな?

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